終点
終点。決してスマブラの話ではない。
終点を見たことはあるだろうか?電車、高速道路、新幹線…道が終わって、別の道に続いて行くためのターニングポイント。
実家を出て1年経ち、2度目の引越しをした地で半年過ごし、印象的なふたつの終点を見た。
ひとつは有料道路の終点。中心部から伸びベッドタウンに通じている。道が都市の切り替わりを映しているようで何度か使ったが…地元では味わえない街の切り替わりが印象深い。
もうひとつは一般道の終点。道路標識に終点って書いてあってびっくりした。もう大きな道が1本しかなくなり、最後には有料道路が待ち構えている。周りは高いビルも山もないので空が広がっていく。
道の終わりを考えるのがいつからか好きになった。なにかの切り替わりのきっかけだし、あのそこはかとない寂しさをある程度インスタントに味わえるからだ。
最後まで残っているとなにか必要とされている感覚(もちろん勘違いだ)に浸ることが出来る。対人でこれを行うと損しかしないので、脳内から出る謎の快楽物質は対物で済ませるようにしている。今回はそのひとつを記しておく。
皆も自分だけの終点を見つけてみよう!
それでは。